フナズシマルって?
はじめまして!ブログ「FUNAZUSHIの国から.work」の編集人・フナズシマルと申します。
滋賀生まれ滋賀育ち、生まれ故郷を愛するアラフィフおやじです。
自転車でサイクリングを始めて以来、故郷「滋賀」のもつ魅力に気付いてしまい、それからというもの自転車で近所を走りながら、当ブログの他色んな形で滋賀の魅力✖️自転車の楽しみ方について個人ブログや地球の歩き方WEBなどで発信してきました(最近は休みがち…)。
というのも、実は2021年7月1日(琵琶湖の日)に起業し、その年の10月には第3種旅行業として登録をして滋賀の魅力を実際に多くの人に伝える仕事を始めました。
ちなみに妻、子供三人の五人家族の父親だったりします。
フナズシマルという名前って何?
これは特に捻りなし。滋賀でびわ湖と双璧をなす有名なものといえば「鮒寿司」ですから。せっかくなので一番有名なものにあやかっておこうという魂胆ですが、ビワコマルとかメタセコイヤマルとかちょっと…。なのでフナズシマルが最もしっくりときたのです。あと私が大の酒好き…滋賀の地酒ファンだったりもします。鮒寿司は滋賀酒に合わせてこその珍味。滋賀好き+酒好きならやっぱりフナズシ一択でしょう!
滋賀と自転車とフナズシマル
では、なんでそんなに滋賀に執着しているのか…。
そこには自転車が大きく関わっています。
遡ること現在の2023年から10年前の2013年、会社の有志でアワイチ(自転車での淡路島一周)にチャレンジしました。
初めてクロスバイクなるものに跨がり無事アワイチを制覇。この時ものすごく達成感のある経験ができ、その後勢い余って速攻自分のクロスバイクを購入したのです。で、始めたブログがこれ。思えばブログ生活もかれこれ7年になるのですね。
そして、この時手に入れたジャイアントのSEEK3という名のクロスバイクで自転車沼に頭までズッポリつかってしまいました。
と同時に、今までなんとも思っていなかった滋賀の中で、いろいろ見えてきたものがあったのです。
行く道にある数々の風景や史跡、寺社、美味しそうなお店、酒蔵などなど…。こんなにも足元に多くの面白いもの珍しいものが散らばっていたのです。これこそ自転車のスピードが見せてくれたもの。(単純にお前が遅いだけだろ、とは言わない。)
いつしか自転車でそういった近場の魅力を探すことにハマりました。まさに埋まっていた宝箱を探すような感覚。
その後、東京へ転勤となった際も相棒のSEEK3とともに東京を隅から隅まで走り回りました。これもまた面白いんです。東京って意外と緑が多くて下町のようなどことなく田舎くさいところもたくさん。しかも1日でぐるっと山手線沿線くらいならポタリングできてしまう。渋谷とか新宿とかって大都会は電車の駅の周りだけ。ほとんどは生活の匂いのする場所ばっかり。こりゃ自転車で地上を走ってみないと東京を知っているなんていえないぜ! って言ってみたくなります。びっくりしたのは例えば東京駅から秋葉原のように街と街の近さ。地下鉄とかだと駅の中をあっち行ってこっち行ってと時間がかかるのに、自転車だとあっという間だったりするんですよね。
そんな経験をしつつ、2015年ついにその時がやってきます。
はい。ロードバイク購入です。 沼にハマった人がたどり着く場所。いつかはその敷居を跨ぐ日を夢見ていた近所のスポーツバイク専門店。そこで「これくださいな!」って言ってやったのです。
そうして今でも乗り続ける愛車「スペシャライズド ALLEZ SL COMP 2016」が我が家にやってきました。
ついでにブログもお引っ越しします。
ロードに乗るとまた一段と世界が広がりました。大きな違いはショップのイベントに参加できるということ。クロスバイク時代はほぼ1人でのサイクリングでしたが、専門店で購入したことで自転車仲間とのサイクリングが待っていたのです。自分の興味のある場所以外へと導いてくれるショップのサイクリングイベント。今まで行ったことのない場所へ連れて行ってもらい、さらなる地元の魅力を知ることとなりました。
ショップのサイクリストはこれまで自分がお付き合いしてきた人たちとは全く違うタイプの人も多くいらっしゃいます。その人たちとの交流の時間によって自分の興味の範囲もさらに広がっていきました。
それまで東京から京都まで自転車で走るなんてアホのすること。いい大人が考えることではないと思っていたのですが、そこにはそんな人たちがウジャウジャといるではありませんか!
「カチャン…」 私の頭のリミッターが一つ外れた音がしました…。
…「なあんだ、行けるんだ」
で、2016年9月、旅立ってしまいました。東京へ。
会社の先輩Y氏との「ヤジキタ旧街道サイクリング部隊」の発足です。
とまあ、そんな経験を続けていると、普通に趣味として楽しむだけでは何か物足りなくなっていきます。
同じく2016年のある朝、新聞の滋賀県版のところに気になる記事を発見。
守山市で「びわ湖・守山自転車新文化推進協議会」発足というもの。この組織がどんな組織かよく知らないのに自分の好きなことを社会貢献にできる、ような気がしました。自転車が自分だけで楽しむ趣味ではなく、他の人にもこの楽しさを伝えられる活動にできるんじゃないか…。そうイメージした瞬間すぐに応募。
そして今、この協議会の理事として運営に携わる経験までさせていただいております。
この頃から、自転車で走る滋賀の素晴らしさを発信し多くの人に広げたいと思うようになったのです。フナズシマル、一人観光協会化計画?のスタートです。
そして、2017年当ブログを立ち上げます。何を思ったのかお金までかけてサーバーを借りて独自ドメインまで取得するという暴挙。目指したのは自転車ブログではなく、あくまでも自転車で行く滋賀の魅力を紹介するもの。アフィリエイト狙いならもっと需要のあるネタのブログにすべきなのに、あくまでも滋賀と自転車というニッチな世界…。調子に乗るにもほどがあります。
でもなぜか立ち上げたばかりでアクセスなんてほとんどない当ブログに、とある大手旅行ガイドブックの会社からコメントが入ったのです。
【当時のコメント】
Funazushi-maru 様
はじめまして。
(株)地球の歩き方T&E トラベルライター事務局でございます。
突然のご連絡失礼いたします。弊社はガイドブック『地球の歩き方』のホームページを運営し、
海外、日本国内の地域情報を発信しております。(中略)
候補者を探している最中、Funazushi-maru 様のブログを拝見する機会がございまして、
内容や写真の美しさに、弊社のトラベルライターとして特派員ブログから
滋賀地域情報を発信していただきたいと考えた次第です。突然のことで大変恐縮ではございますが、特派員ブログのご執筆ご興味がございましたら、
詳細をご案内させていただきますので、下記までご連絡いただけると幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
いや〜、最初はこれって危ないサイトからのお誘いやん。フナズシマルを騙そうとしてるな?と思ってました。でも気になるので色々調べているとどうも本物っぽい。ということで一か八かコンタクトしたのです。
そして今も地球の歩き方WEB滋賀特派員として記事をアップし続けています。その経験はさらに私の滋賀愛を強固なものにしていきました!
で、一つの決意に至ります。
「滋賀のサイクルツアーのガイドになる!」
です。滋賀が好きで自転車好きなら当然の帰結なのかもしれません。違う?そんなことはない?
ましてや私の場合、こうやって毎月ブログで4本から8本の記事を書き続けているのです。それだけのエネルギーを滋賀を知ってもらうための活動に費やしているのですから。もう宿命ってヤツです。
そしてフナズシマルさんの頭のリミッターがまた一つ「カチャン…」となりました。
フナズシマルが目指すもの…とは?
この際だから大真面目に書いておきましょう!
私、フナズシマルは何を目指しているのか?
私は日本中、いや世界中に滋賀のファンを増やしたいんです。
WE LOVE SHIGA!
滋賀は日本最大の湖「琵琶湖」というとっても明確でわかりやすい(日本地図をみても一目で滋賀の場所がわかるくらい)アイコンを抱えながら、地味県とか琵琶湖と滋賀の場所が一致しないなどと言われ続けています。いっときは県名を「びわ湖県」にするとか本気で議論された時期もあるほど。
地図を良く見てください。
滋賀県民からすると当たり前なのですが、県のど真ん中がまるでドーナツのようにくり抜かれているんです。そんなヘンテコな形の県なんて日本中どこを探してもないのですから。世界の人たちから見ても、この日本地図の真ん中に穴が空いたように琵琶湖が存在し、日本のことを良く知らなくてもそこに何かがあるってのがはっきりとわかる場所で凄くないですか?
そんなある意味日本の中心、おへそとも言える滋賀がもっとメジャーになってもいいじゃないか!と思うのです。でも京都のように観光メジャーにはなってはほしくない。ん?矛盾している…
そうです。矛盾しています。
滋賀は滋賀としての個性「田舎だからこその自然の豊かさ、地味だからこその埋もれた秘密を発見する楽しさ」という部分を最大限に魅力として昇華させながら、自然と生活と観光・レジャーのバランスが最も整えられた地域として国内外へと発信していくことで、その世界でのメジャーなアイコンSHIGA・BIWAKOになって欲しいと私は思っています。
自転車はそのツールとして最も有効なものとして機能すると考えるのです。
自転車は地域の秘密を発見するためのエリア探索に適したスピードと移動能力があり、自然を傷つけないエコな乗り物でもあります。そういったところが滋賀県を楽しむにはうってつけなのです。
滋賀を楽しむには目だけではダメで、やはり五感が重要。季節の花々、山や湖からの風、湧水の冷たさ、湖魚料理の数々…。それらが各地域で琵琶湖と深く関わり合いながら存在しています。
そういった一見何もない場所に滋賀の魅力を発見する。そんな体験を皆様にしていただくお手伝いをしたいのです。
そのために私は滋賀のガイド(インタープリター)として立ち上がりました。単なるボランティアガイドではありません。あくまでもガイドを生業とするプロとしてです。
とは言え、ガイドツアーで生計が立てられるほど今の日本でガイドに価値を感じる習慣はありません。なので単純にガイドツアーを行っても稼ぐというほどにはおそらくなりません。特にサイクリングをメインとする場合、サイクリストはガイドを必要としません。自分たちで自由に好きな場所に行くのがサイクリストだからです。もちろんアテンドしてもらうことはサイクリストどうし良くありますが、これが有償となるとなかなか簡単にはいかないのです。ではどうすべきか…(2020年談)
と、当時は書いていました。立ち上がってはみたものの、自分でもガイドで稼げるとはまだ思っていなかったようです。正直今でも大して儲かっているわけではないですが、少なくとも会社を維持する程度にはお仕事をいただけるようになりました。本当にありがたいことです。
自転車がまさに滋賀ファンの繋がりの輪を広げるように、そして地域と経済の輪を回すように役に立っていく、それこそが私フナズシマルの理想とする世界。
自転車による地域のファン作り、そして観光による地域と人の出会いの場づくり、それがフナズシマルの役目だと考えています。
この活動を事業として実行するために立ち上げたのが、
「合同会社輪な道(ワナドゥ)」です。
英語のI wanna do…!(…をしたい!)の当て字ですが、滋賀県の道が琵琶湖を中心に輪っかになっている様を表していたり、自転車の輪でもあります。まさに自転車で滋賀で何かをやってみたい!という思いが入っている名前なのです。
まだこの先どうなるか不確定要素は多いですが、滋賀を盛り上げる活動に興味のある方、フナズシマルにお力をお貸しください。