わなどう物語~フナズシマルの新たな挑戦(11)

頭の整理

こんにちは、フナズシマルです。(今回も個人的心情をツラツラ書くだけなので、どーでもええよって方はスルーお願いします)

最近はなかなか個人ブログを書く気力が起きません。あ、地球の歩き方をかけてないや。

なんていうか、脳に余力がないんですよね。

遊びがないっていうか・・・。アカンよなあ。遊びを売りにする事業者が遊びがないって。

仕事を楽しめないと、他人を楽しくすることはできないよって言われます。わかっていますよ、もちろん。遊びに溢れた頭でアイデアを出さないと、つまらないものばかりうみだしてしまう。

ちょっと頭を整理する意味で、一日の始まりから書いています。

感謝と

昨年の7月に登記して、10月からは旅行業の登録もすませ、本当におかげさまで様々な方に声をかけていただき、売上も初年度としてはなんとか2年目に繋がる結果となりそうな感じです。

これまで28年間サラリーマン、しかも営業職でもありませんでしたし、労働力以外の自分が提供するサービスでお金をいただく事自体が初めての経験。たとえ数千円でも大変ありがたいと感謝の毎日です。

現時点でもこんなことできないか?とか、あんなことは?とか、私という存在をなんとか活用しようと周りの皆さんが考えてチャンスを与えてくださっている状況。本当に本当に嬉しくて有り難くて、でも申し訳なくて・・・。

ここ最近、そんな期待になんとか答えようと様々なツアーを考えてはリリースしてきたのですが、正直そこがうまくいっていない。期待に応えられているのかというと、不完全燃焼状態・・・。

ツアーも求められるがままに、その条件の中でコースを設定し、値段をつけ販売する形まではできるようになったけど、何か足りない・・・。

うん。何が足りないかは私自身よくわかっているんです。

足りないもの

ここまでいくつかのツアーを実際に参加者からお金を頂いて実施するという経験もできました。どのお客様も帰りには楽しかったと言って帰ってくださる。顔を見てもそれがわかるくらいいい顔をしていらっしゃる。なので、決してツアーが楽しくないってことはないし、価格的な不満足があるわけでもない。

けど、

たぶん、私自身にそれでいいのか?という自問&不安があるんです。

本来ツアーを作るにあたっては、もっと地域を掘り下げ、研究し、関わる人を増やし、企画を練り上げ、何度も試走しコースを作り込み、モニターツアーなどを通して改良を重ねながら作るものではないのかと思うのですが、ある意味こんなにインスタントな形で次から次へと作っては消費していく状況への不安が大きくなりつつあります。

実際、そうやって作ったツアーの集客が思わしくないと、やはりなあ・・・なんて自分で思ったりもして、もっとちゃんと作り込まないと、と悩んでしまうのです。つまり自分のつくったものに自信がもてていない。サービス提供者が自信のサービスに自信を持てていないことをブログに書いている時点でダメダメですよね。

参加者ゼロの理由

ちなみに今週末もツアーを予定していますが、参加者はゼロ。

厳しい現実を突きつけられています。

とある公園を盛り上げるためにサイクリングツアーを企画できないかという依頼で、もともと初心者向けのサイクリング体験教室を県内各地でやりたいと思っていたので、その依頼をお請けしました。

形としてはサイクリングのレクチャーをしっかりと行ってから、交通量のすくない公園周りのコースをサイクリングならではの景色の楽しみ方や、地元ならではの立ち寄りスポットなどを巡り、サイクリングの面白さを実感していただくというものにしています。

距離は18km。時間は4時間程度です。

価格は5,000円ほどとして、Eバイクに乗れることを考えるとかなりお安い価格。(周辺のEバイクのレンタルは1日7,000〜13,000円とかだったりする)。とにかくまずは価格的なハードルも下げて参加して体験まで進んでいただけることを期待してのものなので、正直儲けなんて全然ありません。

なのに。

わかっているんです。何かが違うんです。ターゲット、コース、場所、原因はなにかはわからないですが、間違いなく現在このイベントの情報が届いている層にはまったく欲しい物ではないってこと。そこに響く商品にはなっていない。

仮に無料でも誰も来ないと思います。

人は行きたいと思わないものに自分の時間をわざわざ割かないものです。ましてや知らない土地まで足を運ぶんなんて。

ツアーの内容が魅力的に写っていないことはもちろん、そこで参加者がどうなれるのかってことがそもそも提示できてないのかもしれません。もしくは提示できていたとしても、それを見た人には興味のないものだったってことか。

そういった一つ一つのパーツをしっかりと考え抜いて企画し、集客方法やメディアまで含めて作り込んでいって初めて自信をもって世に出せるんだと思います。考えてみれば当たり前で、世の中の様々な商品もそうやって多くの人が知恵を絞って作っているのですから。サイクリングツアーだって例外ではないですよね。

そうそう、これなんだ!

そんなときにモニターツアーの参加のお声がかかりました。

こんなときは積極的に他のツアーに参加して、知恵をもらうのが一番です。このタイミングで声をかけてくださったS様、本当に感謝です。

すこし客観的視点で参加者の立場になってみたいと思います。今の私にはそれが必要なんだと思います。

雨も降りそうなので、そんな時の対応なども勉強になるかも。

先日、グラバイスクールでご一緒した、稲敷市で地域おこし協力隊をされているI氏から、現在毎週やっているYoutubeライブに出てくれと依頼があり出演しました。

そんなご縁もありI氏のFacebookのタイムラインを見てたら、I氏がガイドを務めるツアーのお知らせが流れてきました。

その主催をやっている会社が気になってWEBをたどってみると、Rall・hour(ラール・アワー)という地域限定旅行業の会社だったんです。

ホームページをみて、これだ!って思いました。

そこにはラールアワー様の事業コンセプトやビジョンが書いてあり、それらのすべてが私自身が言葉にして表現してみたかったことでした。しかもホームページがキレイ、おしゃれ。世界観をちゃんと表現されている。

「残したい自然や暮らし。伝えたい景色や生業。感じてほしい匂いや味」

「楽しさやワクワク、心がほっとするのんびり感、そんな気持ちを誰とでも共有できるサードプレイスな体験旅」

「地域と人・モノ・場をつなぐプラットフォームとして」

創出されるつながりや利益の一部は、地域の自然資源・文化の保全のために活用していきます。

「茨城の奥深い魅力を伝える「port=玄関口」として情報提供活動も行っています。」

体験内の移動手段は、小型車両や自転車、船、歩きなど。ゆったりと地域を訪ねます。

ラールアワー様ホームページより

もうほんとこのまま茨城を滋賀に変えてまるっと完コピしたいくらいに、私のやりたり事業イメジ−そのままなんです。なんとなくうちのホームページにも似たようなこと書いていますが、伝え方が素晴らしい。きちんと形にしている。ツアーも地域のパートナーとの連携をしっかりと作られている。うらやましすぎる〜!

あ〜〜〜っ!こんな風になりたい!

と思わず声に出してしまいました・・・。

オーナーの菊池様は長年旅行業界で働き、海外にも多く渡航されている旅行のプロ。そこも私にはない部分。まあそこは今更言ってもしかたないのですが。

という訳でいても立ってもいられず、6月のツアーに申し込んでしまいました。

可能ならラールアワー様にもお話直接聞ければ・・・。

前泊で茨城県に入って、翌日はツアーに参加し、その次の日はついでに霞ヶ浦も走ってこようかと。なので輪行します!

この経験をしっかりと自分のものにして、自身の事業にフィードバックし、お世話になっている滋賀県の方々にお返しできるよう力をつけていきたいと思う51歳の親父です。まだまだここからですわ!

絶対に滋賀の着地型観光旅行のNo.1になります!