土山のデカネタ寿司に撃沈…

滋賀のメガ盛り

地球の歩き方よりニュース&レポートサイトの記事作成依頼が届きました。
今回のお題は、春のオススメスポット等の季節ネタのほか、一風変わったお題がそこには書かれております。

 

「メガ盛りグルメ」

 

ニュース&レポートに私が投稿してきたのは、これまでメタセコイヤや海津大崎の桜など景色に関する話題ばかり。たまにはグルメ系にチャレンジしてみるのもありかもしれません。

 

ということなんですが、滋賀のメガ盛りと聞いて真っ先に頭に浮かぶのは、膳所本町にある「美富士食堂」
私は行ったことはないのですが昔から山盛りのヤキソバなどが有名で、近所の高校生達のお腹を満たしてきた地元から愛される食堂なんです。

https://www.google.com/amp/s/s.tabelog.com/shiga/A2501/A250101/25000034/top_amp/

しかしこの量、とても一人では食べきれない。
行くにしても誰かをお誘いしないと…。

それともう一つの候補は、甲賀市土山にある「はなぶさ」

こちらは大食いでならす滋賀県の某自転車団体の事務局長様が、サイクリングのランチに紹介されていたところ。私はたまたまその時は参加出来なくて、まだ未経験のお店です。

このお店のにぎり寿司もかなりのメガらしい…

 

で、メガ盛りランチサイクリングに誰かを誘おうとFacebookで呼びかけてみると、OKの返事はHさんのみ。2人では美富士食堂は厳しいか…オッサン二人で食べきれるような量ではなさそうだし。

さらには最近の美富士食堂はメガ盛りがテレビや雑誌に取り上げられる機会も多い様子。だったら、あんまり有名でないほうが紹介しがいがあるもんです。ということで、「はなぶさ」に行くことにしました!

 

メガ盛り目指すサイクリング!

Hさんとは栗東・ルモンタウン手前の美之郷ローソンにて待ち合わせ。

「はなぶさ」があるのはちょうと東海道・土山宿の手前の国道沿い。行きは旧東海道をひたすら走ります。水口より先に行くのは久々です。

走りながらHさんと「はなぶさ」のことを話していると、デカネタのにぎり寿司は限定メニューだったのでは?と仰います。

「えっ?そうなんですかっ!」

Hさんの一言で私、何にも準備無しで取材に行くことに気付きました。そもそも行ってもデカネタ寿司が無ければ、「メガ盛り」取材記事が作れないのです。あぁ段取り不足…というか、やる気あんのかって感じですけどね。

 

ソッコー自転車止めて、まずははなぶさにTELします。

「えーもしもし、フナブシマルと申しますが、今から行ってデカネタのにぎり寿司食べられますか?」と聞くと、

「ええ大丈夫ですよ。上にぎりとにぎり盛り合わせがありますが…」

と店員さん。よし、ひとまずは安心!

「上にぎりっていうのがデカネタですかね?」と一応メニューの念押ししてみる。

「上にぎりも普通より大きいですけど、一番大きいのは盛り合わせの方ですよ。ただ一組につき、1セット限定なんです。いかがしますか?」

ん?1組1セット?一人では食いきれないのが前提ってことか。 まっ、とりあえずデカネタ寿司にありつけるのはほぼ確定。よかったよかった…。

写真で見る限りはデカネタといっても、1人で充分食べられるでしょ。大好きなお寿司ですしね。

 

 

お店には11時30分には着きますと告げておいたので、宣言通りに到着。

しかし、一見とっても普通のお店です。果たして寿司屋なのかどうかもわかりません。田舎の定食屋って感じか?でも確かに駐車場にはたくさんの車がすでに停まってます。人気はどうやらあるようですね。

 

店の前まで来ても特に「デカネタ」推しの雰囲気は1ミリも感じません。ふと寄っただけではこの店がどんな店なのかもわからないといってもいいくらい。

 

お店の中に入ると、すぐにカウンターへ案内されました。

店内はお客さんがいっぱい。やはり人気店のようです。皆さんの食べているのを見てもデカネタは見当たりません。本当にデカネタ寿司はあるのか??

カウンターには新鮮な魚介類がドンっと並べられており、さすがお寿司屋さんのカウンターといった感じ。普段100円寿司しか食べていない私は、少々不慣れな雰囲気。そう言えばデカネタ寿司の値段も知らずに来てしまった。

メニューを見ると「にぎり盛り合わせ」はなんと7貫で1,000円!思ってたよりも結構安いじゃない。これは良心的。で、お店の方に「にぎり盛り合わせ」を気兼ねなく注文しました。ちなみにHさんは日替わり定食を注文されています。ってこの店来てデカネタ食べないのね…

 

驚異のデカネタ寿司登場!

しばらくすると目の前にデカネタ寿司の入ったお重が運ばれてきました。店員さんから二人で食べると思われたのか、「醤油の皿は二つ要りますか?」と聞かれましたが、もちろん私だけで結構。

してデカネタ寿司は…

なっ、なんじゃこりゃっ!

 

って、写真ではわからなかった… この圧倒的なボリューム感。

そこからは食べるのをそっちのけでどうやって写真とったらこの大きさが伝わるだろうと、あらゆる角度で撮影してみますが、どうにもこのボリュームを表現できず。

 

しかし、この目の前に存在するものが果たして「にぎり寿司」というジャンルなのか?それともただの魚の塊がそのままお重に並べられているのか…どう考えるべきかしばし悩む。

というくらいの刺身の塊が6つドドーンっと鎮座している感じです。

ちなみに左下のエビは若干大きめながら、割とスタンダードなサイズ。それと比べると何となくサイズ感がわかりませんかね?

中央のネタ(魚はなんだろ?スズキかな?)のサイズを持ってきた定規で計ってみたら、10㎝以上ありました。それでもイマイチデカネタ感が写真ではわからないですよね。しかし目の前の刺身の塊の凄さはその厚み!分厚い塊を感じさせるのは3㎝くらいはあると思わせる厚みにあるのです。

 

シャリは大きなネタの下で完全につぶれてしまっています…。

 

サイズ感がわかるように、デカネタサーモンと通常サイズのサーモンの比較画像を作ってみました。イメージできますかね…。

もはや寿司ではなく、これは刺身の柵ですね。酢飯と一緒に食べることも適わず、ネタだけを持ち上げて、醤油に漬けながらちょっとずつかじっていく感じです。まるで魚を丸ごと食べているようなワイルド感満載で、途中から若干気持ち悪くなってきました…

デカネタもさすがに限度を超えると、もう料理として成り立たないのですね…。

 

ちなみに玉子もこんな感じ。厚み3㎝程度はあろうかというもので、魚とは違ってこちらはボリュームがあっても美味しいです。

 

結局、エビを含めて5貫食べたところで、撃沈‥‥。

そういう客が多いのでしょうね。食べきれないので持ち帰りますと店員さんに伝えると、即座に持ち帰り用のパックとビニール袋を渡してくださいました。

 

さいごに楽しみに取っておいた玉子とマグロが食べきれず、こちらはお家で嫁と娘のお腹に収まりました。パックをたった2貫で埋め尽くすこの大きさ、ハンパなかった…

 

写真に騙されるパターンは、どっちかというと思ったよりも小さかった…という方が多いとは思いますが、はなぶさのデカネタは間違いなく「思っていたよりもはるかに過酷なデカネタだった」と思わせるもの。くれぐれもナメテかからないようにお気をつけて!

 

 

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