いざ日本橋へ!
出発当日の天気は快晴!ゴールデンウィーク前半も良さそう、と言うことで天気については狙い通り。
文字通り山の中を進む中山道の場合、東海道とは違って標高が高い。つまり平地より気温が低いって事。だって通り道に避暑地「軽井沢」があるくらいだから…。
気温が低いと雨が降って身体が濡れた場合さらに体力が奪われます。今回気にしていたのは特にその点でした。
しかしこの日は天気良すぎて暑いくらい。
朝6時に京都駅八条口の新幹線改札へ行くと、すでにY工場長が待っていました。聞くと随分早くに着いたらしい。
今回はアンカーのカーボン製ロードバイクを買ってまでのチャレンジだけにかなり気合が入っている? お誘いした時は「もう本陣とか高札場とかうんざりだよ」って乗り気ではなかったのにね。
6時48分の東京行新幹線の切符を発券し、輪行バッグを担いでえっちらおっちらホームへ向かう。
GWということもあり早めに切符を予約しておくつもりでした。が、実は危うく切符を予約し忘れるところだったのです。
自転車仲間のH氏から「そろそろ新幹線予約した?」って声を掛けられて、慌てて予約したのでした。輪行なのでできれば車両の一番後ろの席を取っておきたい。なぜなら一番後ろの席にはシートの後ろに隙間があり自転車を置けるスペースがあるためで、特にGWのような混雑している時期の輪行は、周囲への配慮からもそのような席がベスト。
しかし…、
発券した切符が示す座席位置はなんと車両の一番前・・・いきなり大失敗!
「なんだよーー!一番後ろって言ってたくせに・・・」
ってY工場長からクレーム。やっぱり何でも慌ててやるといかんよなあ・・・
しかたなく自転車は車両と車両の間の通路スペースにくくり付け着席。幸い通路まで人が溢れかえるという状況ではなかったので助かりました。
新幹線は今から戻ってくる東京までの道のりをわずか2時間ちょっとで走ります。あまりにも呆気なく東京駅に到着。
Y工場長、「ワシ、東京着いたら富士そば行きたいんだよなぁ…」ってすっかり東京観光の気分か…。
まぁいいですけど、富士そばなんて東京にはそこら中にありますから。でもなんで富士そば?
東京駅を出ると、旅慣れた感じで二人とも黙々と自転車を組み立て、
あっさり完成!
我らが自転車が東京の地に降り立ちました。
(僕のは2度目ですが…)
たまたま近くで待ち合わせをしている若者を捕まえ、写真を撮ってもらいます。
落ち着いた素振りで若者は気さくに応じてくれました。どっちが大人かわかったもんじゃない…
このままどんどん落ち着きのないタチの悪いオヤジを目指すのも良いか。人は年相応と言いながら自ら老けキャラを選んでいる思うのです。そんな物に逆らってみるのも有り?
ただ最近100円ショップの老眼鏡コーナーで試し掛けすることの増えた私ですけどね…
で、タチの悪いオヤジ達が早速飛び込んだのが八重洲にある「富士そば」。
Y工場長念願の東京スポットに出発わずか10分で到着。
「もうワシの望みは叶ったから帰ってええか?」
って仰る。どうぞどうぞ自走でね。
「ここ滋賀」で舞い上がる⁉
本当の出発は日本橋なのでまずはそこまで向かいます。
自転車なら八重洲から5分くらい…。
実は滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」が昨年10月日本橋にオープンしているのです。
先日「輪の国びわこ」のセミナーでご一緒させて頂いた滋賀県のビワイチ推進室の方々(お一人は私と同じ自転車ショップのメンバーだ)が、ピーアールに来られていると聞き、お二人にご挨拶と応援がてら、「ここ滋賀」見物しようと思っていました。
東京日本橋にある滋賀を出発しホントの滋賀へ帰る。
ちょっとドラマチックな感じがしませんか!? 飛脚になったつもりで我々ヤジキタがここ滋賀でフナズシとかを託されて、旅の途中で出会った方に紹介しながら草津宿を目指すのも面白いかも…なんてまた勝手に妄想しながら走ってると着きました…。
「ここ滋賀」の正面に着くと、どこかでお見かけしたようなキレイな女性と、業界人を思わせる貫禄のある?男性が…。
なんと、自転車界では超メジャーなあの雑誌「サイクルスポーツ」の「マダム志磨子」こと志麻子さんと、迫田副支社長ではありませんか!
GWということもあり、先日発売された「ニッポンのじてんしゃ旅(滋賀・びわ湖サイクリングガイド)」のピーアールをされていたのです。
私もつい先日この本を買って見まくったところ。
なんと、あの雑誌の中の人と偉い人が目の前に!?
とは言え、「ここ滋賀」の前に特にさえぎるような物もないので、いかにも自転車旅の様相のオッサン二人は目立ってしまいました…
志麻子さんから「自転車なんですねー、是非寄っていって下さい。今日はどちらまで走るんですか?」と気さくに声をかけて頂く。
こうなるとやはりサイクリスト同士という感覚なのか、有名な方相手でも何となく勝手に仲間感覚になってきます。ここら辺が自転車の力。
「僕らは今から滋賀県へ帰ります。自転車で!」
と言うと一瞬「?」がよぎった感じでしたが…
でもすかさず「じゃあ、滋賀の方なんですね、凄い!一緒に写真撮りましょう!」となりました。
自転車乗らない人だと滋賀まで帰ると言ったら「何言ってるの?ウソでしょ?」となるが、さすがサイクリスト。状況を即座に理解して頂けたよう。
我らもまさかの展開に深く考える間もなく、あれよあれよと志麻子さんや迫田副支社長とカメラに収まるという夢のような時間に突入。
と、「ここ滋賀」の外でワイワイやってたら、聞きつけてくださったのか、ビワイチ推進室のSさんやT室長も出てきて頂きさらに記念撮影タイム。
そのあとさらに滋賀県観光交流局の局長T様までご挨拶頂き「ここ滋賀」の案内までして頂くというまるでVIPのような扱いを受け、すっかり浮かれ気味に…。
ただでさえ浮かれてこんなことを始めているのに、浮かれ気分の最高潮を早くもスタート時点で味わうことになりました。
東京で頑張っているSさんとT室長のお二人を応援するつもりが、逆に最高の応援を頂く形に。
さらにさらに「ここ滋賀」からスタート地点の日本橋まで迫田編集長自らお見送りして頂きました。
もう感激しかありません。
それとこりゃ大変なことになったぞ。ここまで盛大に見送って頂いて、途中リタイアはありえへん。勝手に途方もない重圧を感じながらも、ようやく日本橋をスタートしたのです。
Y工場長はというとサイスポ知らないので、あんまり何が起こったのか理解してないみたい…
ただ「滋賀の人ってメチャメチャええ人ばっかりやなぁ」とすっかり滋賀ファンになった様子。あはは…それだけなんや…先輩さすがです。
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