超のんびりビワイチ!〜2泊3日で行く日本遺産カードを集める自転車旅・1日目

滋賀県内で宿泊しながらビワイチへ

今こそ滋賀を旅しよう!第2弾 キャンペーンサイト

滋賀県で旅行業をやってみたいという夢を持っているのに、滋賀の中で宿泊したことって数えるほどしかありません。(まあ普通の人はだいたい地元に宿泊することって稀だと思いますが…)

滋賀県の旅行を販売していくにあたってそのあたりの調査は重要。というわけで、今年初のビワイチは県内を宿泊しながらのノンビリビワイチってどんな感じ?っていうテーマでチャレンジしてみました。

そんな風に考えて調べていたら、まさに渡に船的なキャンペーンを発見!

それが滋賀県の観光協会、びわこビジターズビューロが主催する「今こそ滋賀を旅しよう!第二弾」キャンペーンです。

 

今こそ滋賀を旅しよう!第二弾とは?

今こそ滋賀を旅しよう!キャンペーンは好評につき第二弾が12月1日に開始された滋賀県版GoToトラベルです。

大雑把にいうと、1000円のコンビニ券を買ってキャンペーンに申し込むことで、県内の対象ホテルの宿泊補助と県内の対象店舗やサービスで利用可能なクーポンがもらえるというもの。

宿泊補助は平日4000円・休日前1000円+しが周遊クーポン5000円ということで、1000円の負担で差し引きすると最高8000円分お得になるものです。

 

このキャンペーンの仕組みを説明してみますが少々ややこしいです。

  1. 決まった発売日にコンビニにてコンビニ券(1000円)を購入
  2. 対象宿泊施設を旅行代理店の窓口や、るるぶ・じゃらんといったオンラインサイトから予約
  3. 旅行代理店の場合は窓口で、オンライン予約の場合は宿泊施設にコンビニ券を提出。支払い金額より補助分が差し引かれる
  4. 宿泊施設でのチェックイン時に「しが周遊クーポン」を受け取る
  5. 「しが周遊クーポン」は受け取り後、一定期間に県内の対象施設で利用する

という感じです。

ちなみに私はコンビニ券を2枚ゲット。このキャンペーンを使って普段なら日帰りで回ってくることも多いビワイチを二泊三日かけて行こうというものなのです。

今回は一人旅ということで(嫁を誘ってみましたが、あっさりと「そんなん行かん」とフラれました…。)

ところが実際に予約する際に対象宿泊施設や宿泊プランを問い合わせてみると、2名からのプランのみだったり、1名予約が可能なところでもそれなりの金額のプランとなっていることが多かったです。当初は10000円くらいのホテルか民宿なんかを泊まって安くすませればと考えていましたが、この際ちょっといいホテルに泊まってみるのも経験と踏み切ることにしました。

 

日本遺産を巡る旅をプラス

このキャンペーンの実施時期とあわせて「日本遺産 滋賀 カードめぐり」というイベントも開催されていました。

これは県内にある日本遺産カードの配布場所に行ってカードを5枚以上集め応募すると、抽選で滋賀の銘品が当たるというもの。このイベントに乗っかってしまえ!っていう形です。

もうびわこビジターズビューロー様からすれば、模範生徒のような旅! しかも自転車使ってとなるとビワイチにも貢献。どんだけ滋賀県に忖度してるの?っていうフナズシマル。

いや、これは忖度ではありません。びわこビジターズビューロー様の企画を利用者目線で感じることは私の今後にきっと役立つはず。自転車で滋賀県を巡る人が感じるところを自身で体験してくことが、これからの滋賀におけるサイクルツーリズムにとっても重要なのです。

 

今回のルート

日本遺産カードの配布場所を繋ぎつつ、他にも行ってみたいところなども取捨選択しながら3日間で回るルートとしました。最初に宿泊場所はレイクオーツカさんには是非泊まってみたかったので近江舞子が決定。となると1日目は彦根か長浜あたり。プラン条件的に合うホテルが長浜の北ビワコホテルグラツィエでした。

これ見てると湖南エリアに日本遺産が多いのがわかりますね。ちなみにカード配布場所が必ずしも日本遺産に登録された場所そのものというわけではなく、例えば彦根なら彦根市開国記念館一箇所にて登録されている三箇所のカードを全てもらうことができます。

全部実際に巡るとなるとそれこそ3日程度では収まりきりません。

 

1日目・出発

ビワイチにしては大袈裟なほどのシートバッグとトップチューブバッグ、それにGoproという装備。

3日目が雨予報なので雨具や輪行離脱も考えて輪行バッグも入れてます。(いつでもJR輪行できるところがビワイチの良いところ)

とても県内に住所のある人が県内を移動するという装備には見えないけど、旅の気分を出すにはこのくらいでもいいでしょう。

 

朝8時、自宅をスタート。

まずは最初の日本遺産ポイントである「草津宿本陣」(カード配布場所は草津宿街道交流館)に向かいます。

閉館中でした…。ちゃんと事前に調べとけって話です。

気を取り直し、つづいて守山市へ向かいます。

 

日本遺産:慈眼寺

閉館中……。 まあ平日だから。

 

日本遺産・守山の湧水とホタル:ほたるの森資料館

閉館中………。まあ、平日だから…。

 

日本遺産:大庄屋諏訪家屋敷

工事中………。

 

日本遺産:下新川神社

誰もいません…………。たしか予約はしてなかったからね。

 

以上、草津・守山で6枚ゲットできる予定だったのに地元で全滅とは…^^;

ここまで幸先が悪いのと自分の計画のなさに笑えてきます。まあ地元だしいつでもゲットできるので後回しってことにしましょ。

 

琵琶湖を見ないビワイチ

日本遺産:兵主大社

ちなみに今回はビワイチと題して旅しています。

草津〜守山〜野洲ときましたが、まだ今のところ琵琶湖を目にしていません。私くらいビワイチしている人間はもう琵琶湖は見なくていいんです。

兵主大社に来ました。ここの社務所にカードがあるのですが、なぜか写真撮って満足した私はそのまま近江八幡を目指してしまいます。ということで野洲でもゲットならず…。

で、近江八幡に到着。

ここで11時過ぎ。距離的には自宅出発してたかだか30km程度でしょうか。3時間以上経っているのにまだ近江八幡とは平均時速10kmくらいってことか? ママチャリでも出せるスピードとは…

 

近江牛専門店 まるたけ近江西川
近江牛の牛丼

いつも近江八幡では白雪食堂かヤポネシアがランチの定番なのですが、今回は観光気分を高めるために、近江八幡に県外から来る人が行くであろう近江牛のお店「まるたけ近江西川」へ。

ちょっと贅沢な近江牛の牛丼(税込1,250円)を頂きます。まるたけ近江西川の一押しは近江牛のすき焼き。一人で昼間っからすき焼きはさすがに贅沢なので、そのすき焼きを卵でとじた牛丼なら手軽に味わえるだろうとの思い。その期待通り、肉厚の近江牛がどっさりと入っているのでお値段以上の価値ある牛丼でした。

自転車の場合、移動手段にお金がかからないのでその分食事に回すのもアリですね。

 

日本遺産:近江八幡の水郷

ランチを終え、日本遺産・近江八幡の水郷として登録されているヨシ原を抜けていきます。この道は「びわ湖ヨシ笛ロード」という自転車道となっていて、近江八幡から能登川にかけてこの地域の自然と歴史を楽しめるコースになっています。このあたりは周囲に建物などの建造物がとても少なく、延々と広がるヨシ原、遥か遠くまで視界が開ける景観となっています。

 

活津彦根神社

ヨシ笛ロードから安土、そして能登川へ。

途中、朝鮮人街道を通り突き当たったところに彦根市の彦根の名称の由来となった神社・活津彦根神社があります。ちなみに近江八幡市ですがね。

ざくっと由来を説明すれば初代藩主:井伊直政から2つあとの直孝の時に大阪夏の陣で武功をあげ、その帰りに直孝はこの神社へ参拝し、こちらの神様を彦根に分祀して、その地を彦根と呼ぶようにしたということらしいです。

立派な拝殿なのでつい立ち寄ってみたところ、神主さんに話しかけられ30分近く色々教えていただきました。

 

安土城・百々橋口

活津彦根神社の前の道をまっすぐ行くと安土城にぶち当たります。

活津彦根神社には織田信長も参詣したそうです。

 

 

安土山を回り込むと広大な田園地帯が広がります。どこまでも真っ直ぐな道が遠くの山々を目指すかのように突っ切って、まるで北海道にでも来たかのような雄大さを感じます。これも地元の知ってるようで知らなかった風景か。

 

次の目的地は「日本遺産・伊庭の水辺景観」。

高島・針江、米原・醒井、そして東近江市の伊庭。滋賀を代表する水辺景観です。

作り物の観光地ではない、まさしく今も続く昔ながらの水とつながり合う生活が作り出した景観がそこにありました。集落のあちこちに流れる水路が美しいですね。魚も気持ちよさそうに泳いでいます。これこそ滋賀らしい見どころなのだと思います。でもあくまで見せるための風景ではなく、生活の場。住民の方々の迷惑にならないよう、そろっと覗かせて頂くというのが良いと思います。

 

こちらにちょっと変わったお寺がありました。

妙楽寺他4つのお寺が一つの敷地に

総門をくぐり境内に入ると、中には5つの寺があるという不思議な場所でした。お寺団地と呼ばれているそうです。

 

本日最初の1枚

こちらの自治会館で本日最初の日本遺産カードをようやくゲット。なかなかに難易度の高いコレクションです。

 

 

曽根沼

伊庭を越えて、彦根方面へ。

荒神山の麓にある曽根沼エリアを走ります。遊歩道などが整備され気持ちの良い道です。写真は曽根沼ですからね。まだ琵琶湖は見てませんよ。

 

十王村の水

曽根沼を越えてからは再び旧朝鮮人街道を通って彦根城を目指すルートへ。

途中、彦根市西今の交差点の角に祠が建っており池になっています。十王村の水と言って日本の名水百選にも指定されている湧水があります。つくづく滋賀は水抜きでは語れません。

この水が軟水で美味しいんですよね。立ち寄って喉の渇きを癒します。

 

日がかげり始めた頃に彦根城に到着。

彦根市開国記念館

彦根の日本遺産指定箇所は玄宮楽々園と旧彦根藩松原下屋敷と彦根城跡なのですが、3枚とも彦根市開国記念館にて頂けます。というわけで一気に3枚ゲットできました。

前半苦しんだ分、後半で一気に挽回です。というかカードコレクションは目的ではなく、あくまで滋賀の良いところを再発見しながら巡る旅なのですが…。つい前半の悔しさからカード集めに夢中になってしまった。まあそれも楽しみ方ですけどね。

 

彦根市松原のクラブハリエ ジュブリルタンにておやつタイム。パンとコーヒーで休憩します。

この日は天気は良かったものの、終始台風並みの強風の試練。スタートしてようやく出会えた琵琶湖は激しく白波を湖岸に打ちつけていました。

 

到着が早ければ開催中の盆梅展(慶雲館)を見に行こうと思っていたのですが、到着が遅く閉館時間になってしまいました。

代わりに隣の長浜びわこ大仏のある良畴寺の境内へ。こちらの境内に梅園があります。梅の香りに癒されていよいよ本日のゴールへ。

 

北ビワコホテルグラツィエ

この日の宿は「北ビワコホテルグラツィエ」様。目の前は長浜港というロケーションに建つオシャレな雰囲気のホテルです。

 

部屋からは夕暮れに沈む琵琶湖を一望できました。

長浜には琵琶湖の夕日を望めるホテルがいくつかあります。彦根から長浜にかけては琵琶湖の幅がもっとも広いところなので、その大きさを特に感じることができますね。フナズシマルは小さな時からこの広い琵琶湖を見て育ちました。でもこうやって改めてホテルに泊まって見る琵琶湖はまた違った気分にさせてくれます。

 

さすがの平日の長浜は宿泊客も少ないのかレストランには私だけ。とても静かではありましたが、コロナ禍の中での旅行ですからある意味安心です。

豪華で贅沢な一人の夕食。もちろん滋賀の地酒も欠かせません。

自転車はホテルのフロントで預かってくださいました。サイクリストに優しいホテルですね。

 

今日は自宅から70km程度しか進んでない。普段のビワイチなら余裕みて4時間程度の距離ですが、宿泊なんてノンビリし過ぎ?

いやいや、ノンビリ旅はこんなもんじゃありません。まだまだ明日も明後日も旅は続きますからね。

 

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