久々の…
まったくもって忘れ去られていた企画…。
2本目を書いたのが2018年1月、それ以来だったりします。
実は滋賀の地酒は結構飲んでたりするし、酒蔵の蔵開きイベントなんかにもしょっちゅう行ってたりするのですが、やはり自転車に絡めるというのは無理があったかな。酒蔵には公共交通で行くことが多いもので…。
そんなこんなでこの企画に合うネタが現れなかったのですが、知り合いのちょっと変わった自転車屋さん(瀬田の自転車工房Fさん)に「彦根サイクリングクラブ」のイベントを教えていただきました。それがなんと、自転車乗らずに酒を飲むというイベント⁉
自転車も滋賀の地酒もこよなく愛するFunazushi-maru、まるで私のために用意されたかのように錯覚し、ここは是非参加させてくださいとお願い。この度寄せていただくことになりました。
草津・太田酒造
集合はJR琵琶湖線・草津駅。
彦根サイクリングクラブは創部70年という超老舗のサイクリングクラブ。なんたって私の生まれる前からあるんですから…。
で、集合場所に着くと百戦錬磨の強者と思われる大先輩の方々がおられます。恐る恐るその輪に入っていきご挨拶。私もこれでもロード乗り始めて5年経過していますが、完全に初心者の若造といった感じ。
ひとまず、挨拶もそこそこに出発します。
今回のイベント、草津の太田酒造さんの酒蔵へ行き、ちょっとした試飲会をして、その後は場所を移して居酒屋でみんなで飲むっていうもの。まあクラブの懇親会というべきかな。
駅から歩くこと数分で到着。旧東海道沿いに大きな蔵の建物が現れます。って、私のいつも走っているルートなので珍しくもなんともないですけどね。
太田酒造さんの日本酒のメインブランドは「道灌(どうかん)」って言います。
太田ときて道灌と来れば、戦国時代好きな人はピンと来るでしょ? かの江戸城を築城した太田道灌の末裔にあたる方が営んでおられます。
建物の一階がお店になっているので、太田酒造さんの取り扱っているお酒がズラッと並んでいます。ちなみにこの日は日曜日でお休みのところ特別に店を開けてもらったそうです。さすが創部70年の力!
二階には資料館が。
酒造りの樽の蓋を再利用したテーブルがいくつも並んでおり、こちらで催し等もできるようですね。また草津宿に関する貴重な歴史資料や、蔵にまつわるものが壁に所狭しと展示されています。
ありましたよ、家系図が…。
道灌から数えて6代目にあたる「太田正長」が、幕末の混乱期に松平家の命を受けて草津に「かくし目付」として移住したことが草津市と太田家が繋がるキッカケだったようです。
江戸城の太田道灌と草津…、なんでって思っていましたがそんな由縁があったのですね。
目付とは江戸時代における監察官とか監査役とかいう役職のようですが、「かくし」と付くのでどちらかと言えばスパイとか特捜部という感じでしょうかね。
あ、そうそう。
余談ですが、私が5年前に東京単身赴任していたときによく飲みに行っていた居酒屋「小伝馬」。ここは太田酒造の道灌をメインの日本酒として扱っている居酒屋です。
日本橋小伝馬町で「道灌」の看板見たときにはびっくりしましたよ。我が町・草津の酒がなぜこんな大都会のど真ん中にあるのかって。もうほとんど無意識に店の扉を開けてしまっていました。
で、単身赴任中は随分お世話になったもんです。このお店、ほんといつ行っても満席ってくらい大人気の店で、一品だいたい500円くらいで豊洲から毎朝仕入れている新鮮な魚介類や、他ではあまり見ないような珍しいメニューを用意しています。もちろん全部美味しい!
オススメは浅締めの〆鯖やお店で手作りのイカの塩辛、これが絶品で日本酒が何杯でも進みます。スミマセン、余談でした…。
そんなことを思い出しながら、我々のためだけに用意された試飲用の日本酒やワインを飲みまくり。うーん幸せすぎる。
大先輩の方々は豪快に何本も買っておられました。重たいのに…。
私は普段から結構こちらの道灌蔵でサイクリングの帰りに買って帰るので、この日はワインにしました。このワインも栗東の太田ワイナリーで生産されているものです。これも言わば滋賀の地酒ですよね。
素晴らしきサイクリストたち
そんなサイクリストの大先輩たちとの楽しい時間を過ごし、いろんなお話を聞くことができました。
昨今のビワイチ事情についても飲み会の席では激論が繰り広げましたよ。といってもサイクリストには穏やかで論理的な方が多いので、決してグラスや茶わんが飛び交うなんてことはありませんけどね。
で、(3月3日時点では新型コロナの影響で中止になってしまった)くさつサイクルフェスタの宣伝およびご協力依頼をさせていただきました。皆さま私のようなトーシローの若造ののたまう言葉にもしっかりと耳を傾け聞いていただけました。
この素晴らしきサイクリストの皆様も、もちろん飲み会だけでなくちゃんと自転車も乗っておられます。そのイベントの一つで是非紹介したいものが!
「ビワイチ感謝の日」と題して、いつも走っているビワイチのコースとなっている場所のゴミを拾ったり、パンクなどにつながる釘や小石を取り除く「お掃除サイクリング」を毎年実施されているのです。
Funazushi-maru、これには深く感動! 今年は是非ともと参加させていただくことにしました!
こういった活動がきっとビワイチをナショナルサイクルルートとして価値を大きく高め、皆がびわ湖を、そしてサイクリングを愛することに繋がっていくのだと思います。
このあたりが大人のサイクリストたるもの。自転車乗ったり酒飲んだりと楽しむ時は楽しみ、社会にも貢献する。私もそんなサイクリストの一人でありたいです。できればこの伝統を引き継いでいく一人になりたい!
と、最後はちょっとは真面目に書いてみました。酒飲んでるだけのオヤジじゃないぜってところを見せとかないとね。
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