近江鉄道
ロードバイクの・・・とか言うブログのくせに全く最近はロードバイクに乗れていないfunazushi-maruです。
まあそんなこともありますよね。
でもブログにとって更新頻度は重要な要素。本来ブログコンセプト的にはロードバイクでお出かけしたことを記事にしたいのですが、
こだわりすぎると更新頻度がかなり落ちてしまいます。多少のコンセプトの逸脱はあっても記事数を増やさなければ・・・。
という言い訳をなんでしているかというと、今回の記事もロードバイクに乗らないからです。
ええ、乗ってきましたよ・・・電車に、
はい・・。(^^;)
今回は近江鉄道が運行している『地酒電車』を体験してきました!
近江鉄道は滋賀県では「ガチャコン」と言われて親しまれている日本一運賃の高い私鉄です。
主に湖東の長閑なエリアをネットワークする路線となっており、最も乗降客数の多い駅でも3000人にも満たないという
ローカル鉄道なんです。
しかし、そのローカル性の良さを最大限に活用したイベント列車をいくつか企画されていて、
他にも「ビア電」や「サイクルトレイン」など、乗客が少なかったり運行本数が少ないから成り立つ(と思われる)楽しい電車が沢山あります。
ちなみに近江鉄道は西武鉄道グループなので、電車は西武鉄道のお下がりだったりします。
県内に走るバスのカラーも西武カラーなんですね。
地酒電車とは
地酒電車の運行情報のページ
2017年「近江の地酒電車」運行について
そんな近江鉄道のイベントトレインの一つ「地酒電車」とはどういうものかと申しますと、
走る電車の中、近江の食材を使った美味しい酒のアテとともに、滋賀の地酒を思う存分堪能するというもの。
2017年は1月26日から3月4日までの毎週木・金・土曜日に彦根発と近江八幡発のそれぞれ各2本、計4本を運行。
私は2月に申し込んだのですが、すでに土曜日はチケット売り切れとなっており、
4月のアンコール運行が発売されたタイミングだったのでなんとか手に入れることができました。
そのくらい超人気のイベントなんです。
チケット代(3,500円)には、
・近江八幡~尼子(折り返し)~近江八幡の運賃(彦根発の場合は八日市折り返し)
・地酒飲み放題
・お酒のアテ(お弁当・おでん)
・当日限りの近江バスのタダ券×2枚
が入っており、これだけでも非常にお得で魅力的。
バスチケットは電車に乗る前や乗った後でも彦根や近江八幡観光に使えますもんね!
いざ乗車!
まずはJRにて近江八幡駅まで行きます。
改札を出て、右へ進むと近江鉄道のホームに降りる階段が。
近江鉄道は自動改札ではありません。チケットを見せて改札を通過します。
16時03分発の電車のはずですが電光掲示板には表示されてません。
回送列車扱いなので時刻表には無い謎の電車なんですね。(そんなところも、なんか特別感あります・・・)
受付にはすでに長蛇の列が・・・。とはいってもすべて指定席なので安心して並びます。
電車は2両編成。私と会社の同僚I氏と2名で申し込みましたので、今回は2両目の9番10番で席が確保されてました。
時刻表に表示されてない特別列車がホームに入ってきました!
正面には地酒電車のプレート
鉄道むすめっていう萌えキャララッピングの電車! 豊郷あかねちゃんだそうです。
電車の窓の内側には暖簾が・・・、その奥にはすでにセットされた酒のアテと地酒のカップが見えます。
「おおっ!」て感じでテンション上がりますね‼
車内の様子
さて、いよいよ乗り込みます。
席はベンチシートの前に細長いテーブルが設置されており、1テーブルあたり4人が座る形です。
真ん中の通路を挟んで向かい合う形なので若干お見合い感があるのですが・・・。
席にはすでに酒のアテ「近江の小料理」・「あたたかいおでん」と、最初の5種類の地酒がセッティング済み。
本日のお酒のメニューがありました!
お酒は沿線の酒蔵を中心とした銘柄より1番~10番まで用意されており、順番ににスタッフの方が持ってきてくれる方式。
(飲まれる銘柄が偏らないように配慮されているのですね)
お酒と料理
近江の小料理は、もちろんの滋賀県産食材による滋賀の地酒に合う物ばかり。
近江定番の「えび豆」や「うろりの佃煮」「牛ゴボウと赤こんにゃく」、「鴨ロースと大根の梅酢和え」などなど・・・。
おでんは容器の底についている紐を引っ張ると速攻で熱々になるというもの。(どういう仕組みか気になる!?)
こちらもでっかい大根に赤こんにゃく、牛スジ、ちくわ、ごぼう天、卵と完璧な体制!
オプションで焼き鯖寿司(別売:4切れ 650円)もありますが、オプション無しでも十分足りるだけの量があります。
さて、メインのお酒のレパートリーをご紹介。
➀七本鎗 純米酒(冨田酒造:長浜市)
(アルコール分:15度 精米歩合:60% 日本酒度:+4.5 酸度:1.7)
➁多賀 秋の詩(多賀株式会社:多賀町)
(アルコール分:16度 精米歩合:70% 日本酒度:+0.5 酸度:1.2)
➂長寿 金亀 白80(岡本本家:豊郷町)
(アルコール分:16~17度 精米歩合:80% 日本酒度:-15 酸度:2.5)
➃しぼりたて旭日 純米辛口(藤居本家:愛荘町)
(アルコール分:18度 精米歩合:70% 日本酒度:+12 酸度:1.8)
➄純米吟醸 一博(中澤酒造:東近江市)
(アルコール分:16.8度 精米歩合:55% 日本酒度:+3 酸度:1.8)
➅大治郎 純米吟醸うすにごり(畑酒造:東近江市)
(アルコール分:17.5度 精米歩合:55% 日本酒度:+4 酸度:1.8)
➆辛口純米吟醸 喜楽長(喜多酒造:東近江市)
(アルコール分:17度 精米歩合:55% 日本酒度:+14 酸度:1.9)
➇特別純米 近江龍門(近江酒造:東近江市)
(アルコール分:15.7度 精米歩合:60% 日本酒度:+1 酸度:1.3)
➈松の司 純米酒(松瀬酒造:竜王町)
(アルコール分:15~17度 精米歩合:70% 日本酒度:+4 酸度:1.6)
➄山廃仕込特別純米 美冨久 純酔紫霞(美冨久酒造:甲賀市)
(アルコール分:15度 精米歩合:60% 日本酒度:+7 酸度:1.8)
私の好きな「不老泉」などの湖西のお酒はないのですが、これはおそらく近江鉄道沿線の蔵ということで選ばれていると思われます。(なぜか七本鎗? まあここは人気銘柄を入れておこうということかな?)
なかなかそれでもバラエティーに富んだレパートリー。
この中では多賀と近江酒造は生酒系をたぶん作っていないと思われるので、これまではそんなに飲んだことはありませんでした。お味も燗にしたほうが良さそうな系統。
その他はだいたい飲んだことある銘柄でしたが、「美冨久 純酔紫霞(みふく じゅんすいしが)」は、またしても美冨久ファンのくせに飲んだこと無いという失態…でも、ここで飲めて良かったぁ(^^;)
ほろ酔い?気分で電車は走る…
ちなみに電車内にトイレはありません。したがって途中休憩タイムが用意されておりました。
途中の五箇荘駅でトイレタイム。
ローカルな鉄道だけに改札関係なく駅舎の外にも出られてしまいます・・・。ほのぼのしていいなあ。
コモ樽が並べられていて雰囲気がありますね。
1時間程度かけて「尼子駅」に到着。
ここで折り返し運転になります。
復路の休憩は「八日市駅」
ここは20分と長めの休憩です。
八日市では車両の中央に設置されたカウンターで気に入ったお酒を選んで注いでもらえます。
わたしはここぞとばかりに大治郎のうすにごりをいただきました!
またこういったイベントはいろんな方と地酒話が弾みます。この日は東近江市から参加されていたNさんと話をさせていただき、
次回大津で飲み会の約束することに・・・。(^^)
まとめ
地酒電車に今回初めてのりましたが、こりゃ人気になるなぁってホントに感じました!
今回は雨だったので景色はイマイチだったものの、この季節は車窓に流れる沿線の桜を眺めながらの贅沢な時間が味わえます。
近江八幡を出た後は中山道の旧宿場町「武佐」や太郎坊宮が目の前の「八日市」、近江商人の郷「五個荘」と歴史風情の豊かな風景ばかり…
たまりません(≧∀≦)
またお隣さんや向かい合わせの方々達とも美味しいお酒とこの空間独特の一体感で仲良くなれますよ。
これで3500円は安いでしょ!(^^)
来年も是非申し込みたい今から意気込むfunazushi-maruでした。
こんばんは~(^O^)/
こんな電車あるんですねΣ(゚Д゚)めっちゃえぇ感じですやん!
お酒もアテも充実していて至福の時を過ごせそう(^q^)
降車する時には完全に出来上がってしまいそうですね(笑)
近江鉄道は西武鉄道グループなんですね!
バスのカラー不思議だったんです・・・うーん納得!\(^o^)/
カーズさん、いいでしょう!
まえから知っていたのですがようやく乗ることができました。
ホントに電車が来たときテンションマックスで大人気もなく興奮しまくりましたよ。
もちろん車内は至福の時間。( ´艸`)
来年は是非ご一緒しましょう。
わーい\(^o^)/
ぜひ、ぜひ来年よろしくお願いします!!
今から指折り数えて待ってます(笑)