わなどう物語~フナズシマルの新たな挑戦(7)

会社の設立

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2021年7月1日 琵琶湖の日

ついに自分の会社を設立しました。

合同会社 輪な道(わなどう)です。

今年の3月末に28年勤めた会社を退職し、滋賀でのサイクルツーリズムへ身を捧げることを決意してから4ヶ月。まずは夢を乗せて運ぶための船を用意したというところです。

といっても、大事なのはここから。船に何を乗せるのか?が重要なのですが、まずは大海へ漕ぎ出す準備は整いました。

合同会社の作り方

ということで、ここまでの流れを書き留めておきます。

会社の設立自体はたいして難しいものではありません。

法務局のサイトに置いてある合同会社の設立についてのフォーマットを確認しながら必要な書類を作って、会社の本拠地を置く県の地方法務局に届け出るだけです。

商業・法人登記手続(法務局)

まあ一人なら特に難しくはないのですが、二人以上で協力するとかだと最初にしっかり決めておくべきことがいくつかあります。そういう意味では二人以上はハードルが高くなるかも…

特に誰がいくら出資するとか、誰が代表になって、誰が業務執行権を持つとか…、夢の話で盛り上がっているところへ水を差すような感じなのですが、会社を作るとなるといきなり生々しいお金や権利関係の話をしないといけません。

ここをグダグダにしておくと、後で泥沼にハマる可能性もありますので、こいうった生々しいことは最初に冷静に話をしておく必要があります。というかこれが出来ないと、後に必ず経営のリスク要因になるでしょう。経営者になる以上、そういったドライさも必要なのです。(って偉そうに言ってますが、いきなり私もここでつまづいてしまいました。その話はまた今度…)

だいたいの流れですが、

  1. 会社の体裁を決める。屋号、出資金、代表者、所在地、株式会社か合同会社かなど
  2. 代表者印、銀行印、角印を作成
  3. 定款を作成する
  4. 個人口座に出資金を入金し、振り込み履歴を取得する
  5. 法人設立登記申請の各書類を用意
  6. 法務局へ申請書類を提出(この日が設立日になる)
  7. 法務局から問い合わせが来れば対応。修正に呼び出される。
  8. 登記完了。代表者印の登録と、印鑑カードの発行。
  9. 登記簿謄本を申請
  10. 法人口座を開設
  11. 国税、地方税の法人設立申請を行う(国税、県税、市税)

といった感じです。

各書類もそういったフォーマットが役所に用意されているといったものではなく、法務局の例に倣ってワードで自分で作成するって感じです。

会社設立フリーなどのサイトのサービスを利用すると、簡単にWEBで手続きを済ませることも可能ですが、もちろんサービスを受ける費用はかかります。そのかわりWEBのフォームに従って入力すればあとはやってくれる感じなので、調べる時間が惜しい人は楽なのではないでしょうか?

各項目ごとの判断は?

あまり細かいことを書くことはできませんが、各項目に対してどのように対応したか示しておきますね。

ちなみに私は行政書士や税理士さんには一切頼らずにネットの情報だけで設立しました。というか全然一人でできます。そのくらいネットには調べればいくらでも情報はありますね。

定款の作成

乱暴な言い方ですが、中身を決めるのは人によっては難易度は上がりますが、定款作ること自体はめっちゃ簡単です。法務局の例に倣ってワードでそのとおりの書き方にすればOK。

ハンコも今はネットで安いのが売っていますので、それを注文して押印すればできあがります。

私は滋賀県にお金を落としたいので、大津で創業したハンコ屋さんの「ハン六」さんでお願いしました。価格はネットの3倍でしたが、そこは考え方次第ですね。

定款作成で揉めそうなのは、誰が代表社員になって、誰が業務執行社員になるかです。

代表社員とは株式会社でいうとことの代表取締役。業務執行社員とは取締役のことです。

合同会社は特に定款に示さない限り、設立者=出資者=業務執行社員です。なので定款に出資者として名前が入っている人は、特に定款に条件を入れてない限りは全員が会社のお金を使って事業を行うような判断を、それぞれができることになります。

しかしそれでは、実際の運営としてはややこしいので、代表社員という代表者を決めて最終的な判断を行う人を決めておくのです。

その権利を誰に渡すのか…。

当社の場合は、ここはすんなりと私が代表社員ということになっております。

法務局への提出

必要な各種書類ですが、

  • 定款
  • 合同会社設立登記申請書
  • 収入印紙設立台紙
  • 代表社員、本店所在地及び資本金決定書
  • (代表社員の)就任承諾書
  • (資本金の払い込み)証明書
  • 登記すべき事項の別紙

私が設立時に用意したのは上記の書類です。

それぞれ二人以上で設立した場合は、それぞれの実印とサインが必要になったりします。ここでしっかりと内容を確認しあって、実印を押印することで文書化しておくのですね。

私の場合は、この後パートナーの方がちゃんと見てなかったのにハンコ押してしまっていたようで、後から色々と修正が発生してしまいました…

結果的に一旦登記してから、「変更登記申請」(収入印紙10000円必要)することになってしまいました…。そんなこともあるので十分確認しあってから申請するようにしましょうね

登記申請後、法務局から「法人番号通知」が届けば、無事法人設立となります。

合同会社輪な道のこれから…

実は私たちのサービスを実現するための大事な自転車を既に手に入れました。

VOTANI by BESV H3

VOTANI by BESV Q3

それぞれ各5台の計10台も買っちゃいました…。もう後には引けません…

ちなみにこの自転車は20インチサイズのホイールを装備するミニベロタイプのEバイクです。

VOTANI by BESVというメーカーの自転車なのですが、VOTANI(ヴォターニ)は自転車王国オランダのメーカーで、台湾のEバイクブランド・BESV(ベスヴィー)のサブブランドとなっているメーカーです。

とても未来的デザインのBESVに比較して、割と実用面を重視したデザインとはなっていますが、日本製のママチャリ電アシ自転車と比べるとずいぶんオシャレです。

私が考えるサービスは、あくまでも初心者の方がサイクリングを楽しむ場面作りなので、距離は30km程度に収めますし、アクティビティとしてのスポーティーさよりも、旅を安全に楽しむという面を重視したい。でもあまりにも日常的だと面白みもないので、このVOTANIはそのちょうど良いバランスを表現できるEバイクと感じ即断しました!

コロナで現在、自転車の市場在庫が全然ないとのことなので、これから先は市場にあっても価格が上がる可能性が高いと言われています。

この車種にしようと決断したときに、知り合いの自転車屋さんに聞くと在庫持っているとのことだったので、それも後押しになりました。

ということで会社も設立したし、自転車も手に入ったので、いよいよサービスを作っていきたいと思います。

次は旅行業の登録にチャレンジです。それができれば滋賀での自転車旅サービスの展開が可能になります。その前にこのEバイクをたくさんの皆さんに是非乗ってみてほしいと思います。そんな場面を作っていきたいと思いますのでご期待ください!

※わなどうとは

私が起業した際には屋号にしようと思っているものです。

漢字で「輪な道」。

英語のWanna do (やってみたい!) にもなります。

琵琶湖一周を表す輪っかの輪と、自転車で走る道。

滋賀のいろんな地域が道を通じて、自転車や旅を通じて輪になって繋がる輪。

そんな活動の輪の中に、私フナズシマルはいたいと考えています。

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