近江の西国三十三所シリーズ
当初のブログネタとして考えていたのではありますが、なんとも中途半端な企画なんですよね・・・。
だって、三十三か所全部回るんならチャレンジ感がありますが、「近江の・・・」って言っているところがミソで、
近江の「西国三十三所」は全部で6つなんです。
割とコンプリートしやすい企画かも。
まあ、元はそんなに西国三十三所とかには興味があったわけではないのですが御朱印帳をいただきまして。
それが「西国三十三霊場納経帳」というものだったというのがこの企画を考えた理由!
とは言ってもサイクリングの立ち寄りポイントには神社やお寺が多いこともあるので割と自転車と御朱印集めは相性は悪くないと
思います。
近江の西国三十三所の場所
ちなみに近江の西国三十三所とは、
・第十二番 岩間山 正法寺
・第十三番 石光山 石山寺
・第十四番 長等山 三井寺
・第三十番 竹生島 宝厳寺
・第三十一番 姨綺耶山 長命寺
・第三十二番 繖山 観音正寺
地図はこちら!
なんとなく自転車でも行きやすそうですよね!
さっそく最初の霊場「第三十一番 姨綺耶山 長命寺」へ
ということなのですが、なんと最初の霊場から自転車で行っておりません・・・(おい、こらっ!企画の趣旨が早くも崩れとるじゃないかいっ)
すみません、私雨が降ったら自転車乗らない派なので・・・テヘペロ!
じゃあ晴れた日にってことなんでしょうけど、一応言い訳がありまして、
今回行ってきたのは近江八幡市にある「第三十一番 姨綺耶山 長命寺」。
ここに行くには「梅雨時期」ってのが大事。
実はこのお寺「近江のアジサイ寺」と呼ばれる寺なのです。
で、雨に濡れたアジサイに包まれた長命寺を見てみたいということで、「車」で行ってきました!
琵琶湖に半島のように突き出た長命寺山(標高333m)の中腹にある寺院で、開祖はあの聖徳太子!
推古天皇27年(619年)の創建とのことで、大変歴史ある寺院です。
長命寺山の麓は「長命寺港」となっており、ここから「第三十番 竹生島 宝厳寺」へも観光船で行くことが
できます。(ってことは、そこも自転車無理なんでは・・・)
ここから長命寺に向けて登ることができます。実は車で八合目にある駐車場まで登ることができるんですが、
この坂が自転車の場合はなかなかの強度のヒルクライムコースになっております。
今回は車でここまで来たので、せめてというわけではないのですが麓から境内まで続く「808段の石段」を登ることにしました。
麓に一軒の土産物屋さんがあって、杖が置いてあります。
この杖、無料のものなので自由に使うことができますよ。助かりますね。
さあ、ここからが808段の石段の始まりです。ほぼ真っ直ぐに登っていくのですが、延々と続く石段の先はまるで見えません・・・。
気合を入れて登り始めます。
小雨の降る中だったので、石段が雨に濡れて滑りやすい・・・。
ただこの雨で澄んだ空気と景色がいいですね。
延々と続きます。湿度も高いので汗だくです。
立派な石垣が現れました。割と綺麗に積まれたものなので年代的には近世のものでしょうか?
土塀もありまるで山城の様相・・・。
しばらくいくと8合目にたどり着きました。
本当は車でここまで来れたんですけどね・・・。良い運動になります。
割と新しい石碑が。聖徳太子云々と書かれているようです。
ここまでくると先に山門が見えてきました!
この山門が寺の門とというよりもどこかまるでお城を思わせるもの。
この質実剛健で宗教の匂いを感じない簡素な造り・・・。うーーん城っぽいなあ。
で、山門をくぐると視界が一変しました!
いよいよ境内へ・・・
背のかなり高い杉の木がまずは出迎えてくれるのですが、その奥に、登ってくるものを上から見下ろす本堂が圧倒します。
この階段の正面や両脇に「アジサイ」が植わっており、この時もちらほら咲いておりました。
まだちょっと早かったのでしょうね。蕾が多いように思います。
階段を登っていくと少しづつ視界が広がっていき、境内の全容が目に入ってきます!
階段を登りながら徐々に現れる本堂や三重塔の見せ方がこの寺は素晴らしいですね。
こういう見せ方の計算をして造られたのでしょうか・・・、そのあたりは知る由もないのですが。
階段を登りきるとようやくアジサイが出迎えてくれました!
その横には今年誕生して100年を迎える「琵琶湖周航の歌」の記念碑が。
「われ~はう~みの子、さす~ら~いの~・・」で始まるこの歌は滋賀県民なら誰もがしっている故郷のソングです。
元は京大のボート部で作られ歌い継がれていたものですが、加藤登紀子さんが歌ったことで全国的に知られるようになりました。
本堂に入りました。お札が沢山貼り付けられどことなく異様な雰囲気を醸し出しています。
本堂の奥には「三仏堂」や「護法権現社」の拝殿などが続きます。
このあたりにも少しアジサイが・・・。もう少ししたら見頃なのでしょうか。
その先の階段を登ると「鐘楼」があります。
この鐘楼を下から見上げるあたりにもアジサイが少しだけ咲いていました。
階段のあたりには大ぶりなアジサイの花が咲き、アジサイの回廊となっていました。
登った先の鐘楼もかなりの歴史ある建物です。
鐘楼の中には入ることができますよ。
長命寺は絶景だらけ
ここ長命寺には約500株のアジサイがあるとのことで、すべてが満開だったら京都の三室戸寺にも決して負けてない景色が
広がるはずです。
というのもここは333mの山の中腹。山の上から絶景が拝めるのです。
境内の一番奥まで行くとそれまで外界を遮っていた木々の切れ目が現れて、眼下に琵琶湖が広がるのです。
この日は天気の良くない日ではあったので、やや白くかすんでしまっていますが、天気が良ければ
麓の長命寺港や藤ヶ崎龍神のある湾を望むことができます。
1月にもここに来ましたが、その時は平野に雪が積もって陸地の「白」と琵琶湖の「黒」がまるでモノクロ写真のような
印象深い景色が見れました。
季節ごとにいろんな表情の長命寺の境内や琵琶湖の景色まで楽しむことができる一石二鳥なお寺ですね。
さて私初めて御朱印帳に御朱印をいただきました。
大変立派な御朱印ですね。
あと5つ、次はちゃんと自転車で行かないと・・・。
こんにちは!
って自転車で行ってないんかーい!!(笑)
滋賀のチャリ乗りの認識で、長命寺=自転車と思わせて・・・読者の意表を突く高度なテクニックですね(笑)
しかし、紫陽花もキレイですが御朱印帳いいですねぇ!!!
なんだかオーラの様な物を感じます!とってもカッコイイ!!
残りの目的地はチャリで行くんですか?すんげぇ場所が入ってた気が・・・(・・;)
そうなんですよ。自転車じゃないんです・・・(笑)高度でしょ?
逆に戸惑わせてしまうかもしれませんが・・・
自転車ブログってこの季節はつらいですよね。僕の場合はその間は「滋賀酒」ネタというパターンがあるにはありますが、
気が付いたら「酒ブログ」色が強くなりすぎるかも・・・( ´艸`)
竹生島をどうするか・・・。なかなかの難敵なのでどう攻略するか見ものかも。(普通になったらその時は突っ込んでくださいね!)