出会いはおさけ日和!
先日大津で行われた「おさけ日和」というイベントについて当ブログでも紹介しました。
そこで出会ったお酒 山路酒造の「桑酒」。
「桑酒モヒート」が大変新鮮で美味しかったんですよね。
たまたま先週京都の伊勢丹で、山路酒造さんが試飲販売されるとのFacebookタイムラインを見つけたので、
早速行ってゲットしてしまいました・・・。
酒蔵女将奮闘日記(山路酒造ブログ)
桑酒とは?
桑酒ですがいわゆる日本酒ではありません。日本酒という意味でいうと地酒ではないのですが、
滋賀県で古くから造られている地の酒という意味では、地酒と言ってもよいでしょう。
ちなみにカテゴリー的にはリキュールにあたるものです。
裏貼りにも詳しく説明がありますが、
その製法は、近江の「もち米」と麹と「桑の葉」を独特の方法で焼酎に漬け込んで熟成させて造るとのこと。
米麹の糖化酵素アミラーゼによる、もち米の糖化で甘みを作り出しており、砂糖類は一切入っていないそうです。
もち米と米麹、醸造アルコールを原料とするとのは「本みりん」の製法と同じ。
みりんもその昔は甘い飲用のお酒として親しまれていたものなので、「みりんを飲むなんて??」ってビックリする必要は
ありません。
色は熟成されているだけあって、紹興酒のような褐色。
香りはニッキ系の香りです。
と思ったら、原材料に「桂皮」といって漢方薬に使われている植物の名が書かれています。
(武田薬品のサイトに桂皮の説明あり)
桂皮はニッキやシナモンなどと近い種類の植物で、香りも似たものとなっています。
なのでニッキ系の香りがしたんですね。
桑酒の飲み方とお味
基本的に甘いお酒ですが、桂皮の香りもあってちょっぴりお薬っぽさはあります。
イメージ的には子供の風邪用シロップに近い感じですかね・・・。
しかし、レモンやライムなどの柑橘系のスライスを入れて炭酸で割るといい感じに!
ミントを入れると「桑酒モヒート」の完成です。(今回はミントがなかった・・・)
またアルコール度数が14度と日本酒と同程度で高くないので、小さめのグラスに氷を入れてロックでいただくのも
良いですね。なんとなく寝る前に軽く飲むような飲み方があっているような気がします。
かの島崎藤村も何度も購入したと言われる「桑酒」。北國街道を通る旅人の疲れを癒す薬酒として存在感を高めたのでは
ないでしょうか。
決して万人受けするものではないかもしれませんが、滋賀の地に470年以上造り続けられる歴史あるお酒。
滋賀を代表する一本であることは間違いありません。
山路酒造
山路酒造有限会社
滋賀県長浜市木之本町木之本990
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