自転車で行く近江の城(6)野洲の城址~その1

自転車お城探検部結成⁉

野洲市にご在住のUさんとは、今年の夏に会社の後輩二人とHさんで「ビワイチ」していたときに、たまたま立ち寄ったコンビニで出会いました。
HさんがUさんとお知り合いとのことで、その後彦根までご一緒して頂きランチもご一緒したんです…
そんな流れから仲良くさせて頂いております。

私がブログを書くためにお城ネタを探してあっちこっち行っていることをFacebookにアップしているのを見て頂き、かねてから「野洲の山城を案内しますよ」と仰って頂いてました。
そこで、日取りなど計画していたのです。

正直かく言う私はブログ立ち上げたのは今年の2月。お城巡りネタを書いてはいるものの、まだまだ城については“ど素人”も良いとこです。

Uさんからお誘いを受けたときは、

「きっと本格的なお城マニアの方だ…どうしよう、こいつこんなブログ書いてるくせに何も知らない奴やなぁ、なんて思われたら…」なんてちょっと心配に。

Uさんから当日のコースとして選んで頂いたお城はどれも私の聞いたこと無い名ばかり…
せめて今回のお城については話を合わせられるように図書館で「近江の城ベスト50」を借りて予習していきました。

 

当日はここ最近の日曜日では最高の天気!
11月とは打って変わってのポカポカ陽気になりました。Uさんからも雪が降る前に行きましょうと言われていただけに、決行が12月になってしまったのでヤバいかなと思ってましたが、これは嬉しい!
集まったメンバーは本日のアテンドUさんに、草津のHさん、そして最近野洲周辺を徘徊してやたら野洲に詳しくなっている湖南市在住のH口さんです。
H口さんは自走で湖南市から野洲まで来てるのに「膝が悪いので山登りは無理…」とよくわからない言い訳をされてますが、山登り前まではご一緒して頂けるようです。(本人曰く、自転車と山では膝の負担が違うそうで…)

 

本日のメニュー!

滋賀県内には1300もの城址がありますが、そうなるとパッと見渡して見える小山には大抵城址があるわけで・・・。
まさに犬も歩けば・・・ではないですが、自転車も走れば城址に当る状態。
Uさん在住の野洲市だけでも40個も城跡が存在しているんです

 

当日Uさんが考えてくださったコースは、

➀桜生(さくらばさま)城
➁小堤山城
➂古城山城
➃夕日ヶ丘城
➄星ヶ丘城
➅永原御殿

と、野洲・竜王地域の城址てんこ盛りツアー!
またお城の他にも国宝・大笹原神社なども立ちよりスポットに入れていただいています。

素敵‼

 

桜生城

まず最初に連れて行っていただいたのは、野洲市小篠原にある「桜生城」(さくらばさまじょう)。

「桜生城」は裏手が小高い山になった場所にあります。正面にある大きな堀が当時の名残ということですが、今もしっかりと水をたたえており、正に堀そのもの。

そして面白いのは堀の上には大きなお屋敷が現在も建っているんです。


実は今住まれている方は永禄年間に入城した沢氏のご子孫の方。現在もお殿様が住んでいるお城という意味では城址ではないのかも・・・

屋敷の横にも空堀らしきあとも見えます。
最初から結構衝撃的な城跡を紹介いただき、野洲のポテンシャルの高さに驚きです!

 

夕日ヶ丘城&大笹原神社


続いて「夕日ヶ丘城」へ。東海道新幹線沿いにあるこちらも小高い山にある城。
この山自体は元は古墳らしいのですが、その上に城を築いたものなんだとか。
中世はこのあたりは佐々木六角氏の支配した地域なので、ここの城主・馬淵氏も六角氏の重臣でした。
いまはどうも近所の小学校の野外活動の場になっているみたい。

竪堀や櫓台が残存しているようですが、今回はショートカットしちゃいました。

この篠原という地域、今はJR琵琶湖線沿線の中でもちょっと寂しさ漂うというか、特に田舎感の強いところなのですが、
恐らく中世よりも前の時代には相当生活や文化が色濃く存在した地域なのでしょう。史跡や古墳などが沢山あります。

次に行ったのは国宝の「大笹原神社」。

室町時代に再建されたと伝わります。

この大笹原神社の本殿横にあるのが篠原神社で、別名「餅の宮」
その昔、東山道(後の中山道)沿いの篠原は宿場町となっていました。しかしこの辺りで採れる米はもち米ばかりで、その米で作った餅が腹もちが良いと旅人たちの間で大人気に。
そんなこともあって、餅をお祀りしている神社があるのです。
ちょうどこの大笹原神社から少し北にいったあたりには平家終焉の地となった「かわず鳴かずの池」や、源義経の元服の地が並ぶように存在している「鏡」という地域があります。

鏡に餅? なにか気付きましたか?
そう、今は大変静かな地域ですが、お正月にはどこの家庭でもお供えされるあの「鏡餅」の発祥の地なんです。

 

復活した篠原もち

そんな鏡餅発祥の地 篠原で「篠原糯(もち)」の栽培復活プロジェクトが発足し、2017年4月に大福「近江篠原もち」として商品化されリリースされました。
それをUさん予約しておいてくれたのです。

 


向かったのは農業生産法人「南農園」さん。
こちらでその「近江篠原もち」を購入することができますが、現在は予約販売のみになっています。


▲大福餅 3個入り350円

 

気になるお味は、白とよもぎはオーソドックスなアンコ。でピンクはなんとブルーベリー!
このブルーベリーの大福が絶品なのです。中身には南農園さんで採れたブルーベリーがたっぷり入って甘酸っぱさがたまりません。

なかなか野洲・篠原って奥深いですね。

 

滋賀県野洲市大篠原1955
農業生産法人 株式会社南農園
Tel 077-587-1305
fax 077-586-1520
ホームページ:http://minaminouen.la.coocan.jp/

 

お城マップ

 

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