ロードバイクで行く近江の城(番外編)「芦浦観音寺」春の一般公開!

芦浦観音寺って?

滋賀県草津市って旧東海道や中山道が通り、草津宿本陣のような立派な史跡があるのですが、さほど観光PRに力を入れてないのか
面白い史跡やスポットでも、割とひっそりとした知る人ぞ知る的な場所が多いです。
今回訪れた「芦浦観音寺」もそういった史跡の一つ。

正式名称は「大慈山観音寺」と称し、天台宗のお寺です。
開祖は古く651年聖徳太子が本願し、秦河勝によって開かれたそうで、現在は国指定史跡になっています。

っておい、「ロードバイクで行く近江の城」シリーズのタイトルなのに寺かよ!
と思われるかもしれませんが、寺です。ではなぜ近江の城として紹介するのか?それはこの後で・・・

芦浦観音寺への道


浜街道(県道26号線)の「芦浦町」交差点を大津方面からだと右折します。
ほぼ草津市の端っこ、すぐ先は守山市になる場所です。


芦浦町交差点を曲がるとすぐに石造りの道標があります。
ここを真っ直ぐ200mほど行くと集落の中に「芦浦観音寺」はあります。


木々の立ち込める様子からかなり大きなお寺のようです。

これって寺?もしかして城??

芦浦観音寺の前に立って最初に感じたのは、「これはもしや城か?」と言う疑問。

枡形虎口に石垣、しかも周りには堀まで巡らされている…

実はこのお寺、1408年に再興されてから以降、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康といった名だたる武将から「琵琶湖の船奉行」を任されていたのです。
大津や遠く江戸(現在の東京千代田区あたり)にも出屋敷があり、それぞれの地に「観音寺町」や「観音坂」と言う地名を残しています。
もういわゆるその地位は「大名」、なるほどこの寺は実質的にも見た目も大名の居城だったわけです。
ちなみに滋賀県教育委員会調査の滋賀の城郭1300の内の一つになっています。
そんなわけでこちらはビンディングシューズでも行けるお城でもあるんですね。
(坂もないので坂嫌いな方でも大丈夫…)

しかしそんな珍しい史跡なのですが普段は公開されてないので中に入れません。
(門の正面までは普段でも見ることができます)
入るには予約を入れるか、年2回ある春と秋の一般公開時がチャンスとなります。

春の一般公開で内部へ

実は昨年秋の一般公開時にも来たのですが、16時頃にふらっと立ち寄ったら既に閉館してました…(^^;)
なのでリベンジ!この春の一般公開を待って改めて中に入ることができたのです。
入り口で拝観料300円を払います。(子供は要らないそうです)

中に入ると…

広大な庭園が現れました!


一般公開時はお茶席が設けられており、お抹茶と草津銘菓の「姥が餅」を300円で頂くことができます。


▲正面の門の内側から


▲庭園内にある古い門


阿弥陀堂も相当歴史を感じさせる建物。檜皮葺の屋根は痛みが進んでおります…
一口1000円の寄進の案内がありました。

▲阿弥陀堂の内部
現在、阿弥陀堂にはご本尊はありません。
かなり古い建物であることもありセキュリティに問題があるため、ご本尊は本堂に安置されています。


▲庭園に湖南市の美松山に自生する「美し松」のような多行松が…(こちらは観賞用に育成された園芸種とのこと)

この本堂に現在修理から戻り30年ぶりに一般公開される重要文化財「阿弥陀如来立像」「地蔵菩薩立像」が厳重に安置されてます。

信長の比叡山焼き討ちの際に仏像や絵画などがこの寺に避難してきたり、秀吉などの保護も厚く寄進もたくさんされたため、重要文化財がこの寺に多く集まりました。そのため現在「近江の正倉院」と呼ばれることもあるそう。

本堂のすぐ横に「書院」がありますが、この書院は
野洲の永原御殿から移築されたものでこちらも重要文化財です。

▲縁側から外を見る…なんかずうっーとこうしていたくなります…( ̄∇ ̄)

▲書院の縁柄から…

庭園内の至る所に真っ赤で小さな花が咲いていました。「観音寺椿」と言う花だそうです。
やや見頃を越えた感じですが、キレイですね。

ようやく内部を見ることができた芦浦観音寺・・・、
思った以上に立派な庭園で、我が町 草津にいることすら忘れさせてくれる
くらいに、中世へのタイムスリップ感を味わうことができる史跡ですよ。

芦浦観音寺の場所

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