「守山鮒寿司の会」で鮒ずし食べ比べ体験!

守山鮒寿司の会にお誘いいただきました!

ブログネーム「FUNAZUSHI-MARU」なんて言う、見るからに鮒寿司マニアなんだろ?と思わせるような名前なのですが、実は鮒寿司はそんなに食べてません・・・
いや、もちろん好きなんです。好きなんですけども、鮒寿司ってかなりの高級品なので、おいそれとは手軽に食べられるもんではないのですよね…。

 

鮒寿司ってお値段が5000円とか8000円とかはざらで、中には数万円ってのもあるくらい。
私の場合はせいぜい500円とか1000円止まりというのが悲しい現実・・・。
でもブログやいろんな場所で鮒寿司大好きオーラをまき散らしてきたかいがありました!
なんと、鮒寿司試食イベントにお誘いいただいたのです。

 

その会というのが、「守山鮒寿司の会」

 

もともと私が参加しているB_Mo Cycle協議会は守山市のまちづくり活性化活動の中から誕生した団体。そしてこの度誕生した「守山鮒寿司の会」も同じくまちづくり活動の中から、守山漁協の方々を中心に発足しました!
そういった経緯からB_Mo Cycle協議会の理事の方を通じてこの会へ誘っていただいたのです。なんとラッキーなお話!

 

守山市は野洲川のデルタ地帯に位置し、古代から水と稲作が盛んな地域。そして琵琶湖にも面し、魚も豊富に獲れていました。
そういった場所であるので、下新川神社の「鮓切り祭り」を始めとした鮒寿司を使った神事があるほど、鮒寿司との関係が深い地域なのです。

フナズシのお祭り❝すしきり祭り❞に行ってきた!

そんな守山の鮒ずしをブランド化していこうと立ち上がったのかこの「守山鮒寿司の会」。

守山ブランドの鮒寿司とは、
・守山の漁師が獲った鮒
・守山のお米
の2つを使って作ります。

 

昨今琵琶湖で獲れる鮒の数も減っており、中国産のものが増えてきているという中、原材料の地域を限定したというだけでもかなりのプレミアム感!
これはとんでもなくスーパーな鮒寿司が誕生しそうです。
今回はそんな守山鮒寿司を盛り上げていくにあたり、まずは地元の漁師の方が丹精込めて作った数々の鮒寿司を試食という形で感じていこうという試みなのです。
そんな大変貴重な席に私のような者が紛れ込んで良いのかどうかわかりませんが、こんな機会はまさに一生に一度のチャンスと突撃してきました!

 

 

見渡す限りの鮒寿司パラダイス!


会場となったのはJR琵琶湖線「守山駅」から徒歩1分、「ライズヴィル都賀山」

受付を済ませ、4階の宴会場へ…

ドアの先には「第1回 守山鮒寿司の会 試食会」
の文字が…これは大変なところに来てしまったぞ…
場違いなんじゃないだろうか、などと思いながら会場に足を踏み入れると、そこにはすでにこれぞ鮒寿司の代名詞とも言える、酸い~芳香が会場全体に充満してます。

それもそのはず、目に飛び込んできたのは・・・

 

会場の手前から奥までズラーーーーーーーーっと並んだ、鮒寿司!

 

 


まずは6名の守山鮒寿司の生産者の方が丹精込めて作られた7つの鮒寿司たち。それぞれの生産者の微妙な造りの違いが卵の色や飯(いい)の入れ方、鮒の大きさなどの見た目にも表れています。
今回の試食ではこれらの違いを感じながら吟味し、鮒寿司の持つ奥深さを知ることが目的なのです。

 

他には、

コシヒカリ、みずかがみ(滋賀県で開発されたお米)といったコメの種類での違いや、

 


オスメスでの違いに、


鯉やニゴイ、ワタカといった鮒以外の魚で作ったナレズシも。

滋賀では琵琶湖で獲れる数多くの魚を使った食が古代から脈々と伝えられてきたのです。
ちなみに漁師の方々は高級なメスの鮒寿司よりも、卵の無いオスの鮒寿司のほうが好きと口々に仰っています。

 

鮒寿司と言えば、やはり日本酒でしょ。

守山市と野洲市の間に流れる野洲川の河口「野洲川デルタ」にある野洲市須原。
滋賀の水田は昔は琵琶湖の水面と同じ高さで、鮒や鯉といった魚たちの絶好の産卵場所だったのです。しかし近年琵琶湖と水田の高さは2mにもなり、魚を締め出すことになってしまいました。ここ須原の水田はそんな昔の琵琶湖の水田を取り戻す取り組みをされています。
そして、ここで採れたお米が「須原 魚のゆりかご水田米」というコシヒカリなのです。
このコシヒカリ100%で醸されたお酒が、「純米吟醸 月夜のゆりかご」
鮒寿司の主役、鮒たちのゆりかごとなる水田で採れたお米で出来たお酒と鮒寿司の取り合わせ・・・・もうロマンが止まらない‼

 


その他にも守山のワインショップ「Azure Blue(アズールブル)」さんが、とっておきワインを3本を持ってきてくれていました。
実は鮒寿司、チーズと同じ発酵食品ということでワイン(特に白ワイン)との相性も良いのです。

 


さてそれぞれの鮒寿司を一口ずつお皿に取りに行きます。どれがどれだかわからなくなると困るので、紙皿に番号を書き込みました。
実際食べてみると、酸味の強い弱い、塩気の強い弱い、卵と身の味のバランス、それぞれが全く違います。(味音痴気味の私でもはっきりわかるくらい・・・)
こんなにもバリエーション豊かなものとは知りませんでした!
しかもたまに食べる500円程度のパック詰め鮒寿司とは違って、どれも味の深みがあり旨い!

 


そして味を忘れないうちにアンケート用紙に評価を記入。私のようなものがこんなに高価で貴重な鮒寿司の評価するなんてどうかしていますよね・・・。
でも、その中でも私が特に美味しく感じたのは漬けあがった鮒寿司を再度酒粕の漬け直したもの。塩気や酸味が酒粕に溶け出しマイルドになって、しかも旨みも引き出されています。
思わず何度も何度もおかわりしちゃいました。

 

気が付けば、鮒寿司でお腹いっぱいに・・・。
鮒寿司で満腹なんて人生で何度も体験できるものではないと思います。ほんとに至福の時間を過ごすことができました!

 

次回の会では実際に鮒寿司を漬ける体験ができるそう。これも大変楽しみです。

 

 

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